不倫の心理学

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不倫した当事者の心理

脳内

 

不倫は、その大半が「盲目の恋愛」です。
普通の恋愛と違って「秘密の関係」であり、逢うことや連絡を取ることにすら制約や障害を伴う「危険な関係」であるため、かえって燃え上がりやすく、連帯意識も高まる、という傾向があります。

そのため、気持ちを伝えても、正論で過ちを責めても、または感情的に非難してみても、残念ながら、まともな理屈や気持ちが通じないことも多く、その場しのぎの言い訳や弁解をされたり、またはムキになられて逆ギレされたりして、かえって悪化してしまう場合も多くあります。


「不倫の恋」というのは、心理学的にも、様々な障害があり、危険性を伴うために、普通の恋よりも、かえって燃え上がるということが認められています。


ロミオとジュリエット効果 ロミオとジュリエット効果とは、特定の目的を持っている場合、障害があった方が、逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる、という心理現象の事です。
例えば恋の成就という目的があり、許されない不倫な恋である、という障害が存在する事が、かえって二人の恋愛感情を高めてしまう、ということです。


吊り橋理論 吊り橋理論とは、危険な吊り橋をわたる行為をするなど、人は生理的に興奮している事で、自分が恋愛していると認識する、という心理学上の理論です。
例えば、許されない禁じられた恋をしている、ばれたら大変、などという危険性にドキドキすることで、かえって二人に恋愛していると認識させる、ということです。



不倫の恋は、通常の恋愛の何倍もの「脳内麻薬」が分泌され、麻薬中毒と類似の症状を引き起こします。

そのため、不倫している本人の意思に委ねていても、きちんと関係を精算するなどの解決を図ることが難しいという点と、まともな会話が通じなくなり、駆け落ちなどの非常識な言動に出る危険が高くなる、という問題点があります。


脳内麻薬 人間は、恋をすると、ドーパミンやフェニルエチルアミン(PEA)等、様々な脳内物質・ホルモンが分泌され、その作用として、興奮や陶酔などの症状を起こすことが良く知られていますが、社会的に認められていない「不倫カップル」の場合には、通常の恋愛の何倍もの量が発生し、幻覚など、麻薬の中毒症状と似た精神状態をきたすことが、確認されています。